ウォーキングルート自体は6号トンネルを抜けたところで行き止まりなので、帰りはまた同じところを戻っていくことになるんですが、帰りのルートは途中から往路とはまた違う道を通ります。往路は実際に旧線の線路が敷かれていた道、復路はそれより川側の、旧線を下から見上げるようなルートです。
その復路の途中に暗渠の跡があったので入ってみることにします。
行き止まりの空地にはPC枕木が…?中央線の旧線時代にはまだコンクリート製の枕木はなかったはずなので、このハイキングルートの整備が始まってから持ってこられたものでしょうか?
行き止まりの向こう側には、これまたしっかり作られたレンガの橋脚が…。ここからまだ7つのトンネルが薮の中に眠っている(うち6個は多治見市所有、1つは名古屋市(愛岐処分場の敷地内?)の所有だそうです)ので、それもぜひ見てみたい…。
そして6号トンネルを抜けるとそこが終点。行き止まりになっていて、こんな標識が立っています。
ここまでが愛知県春日井市、ここが県境で、向こうが岐阜県多治見市。どうやら大人の事情で、多治見市側の立ち入りができない模様…。土地の所有者の問題?何故かは分かりませんが、こんな立派なレンガ構造物がまだこの先にも眠っているのならぜひ見てみたいではありませんか…。何とかならんもんなんですかね…。
6号トンネルの多治見側には、面白い感じに木が生えていました。野生と共存するトンネル。
ところで春日井側の坑門の迫石は7枚巻きだけど、多治見側は5枚なのか…。両側が同じ構造というわけではないのか。
そして強度を高めるために、6号トンネルにはもう1つこんなものも。
そして6号トンネル。今回のルートの中にあるトンネルの中では一番大きな坑門を持っているそうです。他のトンネルを見てみると迫石は5枚巻きが多かったけれど、このトンネルは建設中の大雨で亀裂などが生じたため7枚巻きに増やして作られたとのこと。堂々とした坑門。