駅舎の前の庭園部分には北陸本線のかつてのトンネルの扁額(トンネルの入口部分に付けられた題字というかお偉いさんのお言葉というか)がずらり。
扁額の付いたトンネルは、結構難工事だったり、大きな工事が必要だったトンネルであることが多いので、これだけの扁額があるということは北陸お兄ちゃんのところは結構当時の政府が延伸への想いを込めて敷いていってたんだな、という証拠のような気がして感慨深い。
日本最古の駅舎。うーん大きすぎて全部入らない…。全部を収めるには目の前にある道路を渡ったその向こうから撮らないといけないんですが、結構交通量の多い道なのでぼんやりカメラ構えてると割と危険です。
そして今回の目的地はここです。敦賀線の開業の時に建てられた旧長浜駅舎が資料館としてそのまま残されています。明治15年に建てられていて、現存する中で日本で一番古い駅舎です。
目的地に向かう前に、駅の近くにあった公園の桜に引き寄せられてフラフラ…。
長浜は古くから交通の要所として栄えた地域だったそうです。かつては北陸線(敦賀線)の起点だったこの駅は、現在でも洋の雰囲気が漂う堂々とした駅舎として整備されています。駅舎内はログハウスを思わせるような吹き抜けの木の天井になっていておしゃれな雰囲気。
このぶらり一人旅をした時はちょうど桜が満開の時期だったので、行きのジュニアの車内からぼんやり外を眺めていたら、とある駅の隣にある空地にセントラルの若い男性駅員さん二人組(休憩中かな?)がいることに気付き。
乗っていた列車は駅に停車中だったのでそのまま様子を見ていると、空地の桜の木の前に踏み台を持ってきて、どうやら満開の桜を至近距離から上手く撮ろうと二人であれやこれやしている模様。一人ずつ踏み台の上に乗ってはスマホを桜に近付けて…と、何だか微笑ましい光景を遠くから眺めるそんな昼下がり。