何で、何でここにポンプを付けてしまったんや……。
兄さん、これでいいのか。
リアス式海岸の続くこの辺りは、日本海が形成される過程が地形や地質に残されていたりと、地質学的に貴重な土地なんだそうな。
山陰海岸ジオパークとして登録されていて、地形、地質について学べる施設もいくつかあるようです。と、こういうものが好きな民にはとても面白い土地。そうでなくとも、凹凸の激しい海岸線やぽつぽつと浮かぶ島の影など絶景奇景が楽しめます。
海に沿うようにして走る山陰ですが、ずっと車窓に海が見えているかと言うとそうではなく、山の中をすり抜けるように走ったかと思えばトンネルがあり、そのトンネルを抜けると一気に目の前に海が広がったり…というような感じ。リアス式海岸に沿って走ってるんだな、ということが何となく実感できるような。
そしてずっと海が見えているかといるわけでないからこそ、ぱっと開けた時の感動はひとしおなのです。夏とかだったら、ぽつぽつと浮かぶ島々も綺麗に見えるんだろうな。
そんな山陰の小さな港町。
ふりーっ子たちも、こういう景色を見て育ってきたのかな。
職場で「マニアックな品揃えの本屋を探してるんですよ」と言って教えてもらったとある本屋で、青と紫のブックカバーを発見してしまってもう買うしかなかった。
買うしかなかったのである。
国産帆布のブックカバーで1800円と決してリーズナブルな価格ではなかったんだけど、まあイメージカラーこじらせた腐女子ってそんなもんよね、とアルカイックスマイルを浮かべながらレジに向かいました。
覚王山で用事ついでにぶらり。覚王山アパートを覗いたりして、不思議な世界とご対面してきたのでした。現代アートみたいなあの空間は本当に楽しい。
そして近くのカフェにもふらり立ち寄る。
バニラシェイクの中にドーナツを丸ごとぶっこんで、その穴からストローをインして飲むというとても漢気溢れる飲み物を頼んでみました。
車窓を撮ろうとすると、必ず画面の真ん中に写り込む電柱あるある。
ホーム上屋からもレトロ感がにじみ出ている気がする。元々は山陰ではなく播但線の駅だった香住駅。山陰全通と共に和田山〜香住間は切り売り(その頃には既に国有化されていたので売られてはいないけれど)されました。
駅の開業自体は明治末期だけど、このホーム上屋はいつ建てられたものなんだろう?
なんかでかいカニがいる…と思ってよく見たら、カニ迎だと…!?歪みない山陰。
ちなみに、ホームには何だかトチ狂っ……リアルなカニ爪が生えているんですが、まだ写真には残せていません。ギリッ!何度も撮ろう撮ろうと思って構えていても、停車位置と離れているのか過ぎ去ってしまう罠。
さすがに初めてホームから生えるカニ爪を見たこの時には2度見しました。できることなら3度見したかったけど、一瞬で過ぎてしまった。
海の見える駅。簡素な鉄柵の向こうには、小さな港の風景。
初めて見る景色なのに、懐かしい気分になるのは何故だろう。
山陰沿線には、こんな風景がたくさんあるんだろうか。
京都からずっと山あいを走ってきた山陰ですが、竹野駅を過ぎた辺りからとうとう念願の海沿いを走り始めます。
うーーーみだーーーー!!(海なし県民恒例の儀式)
目の前に広がるのは冬の日本海。冬の漁村。
冬の日本海側らしい、すっきりと晴れない空です。