この時は何も知らずにただ歩いていましたが、このふくちーの廃線跡とは、1986年にふくちーの電化工事、複線化工事が完成した時に生瀬〜道場間が現在の新線に切り替わり、使われなくなった旧線のことです。
この区間は武庫川渓谷沿いの山と川の隙間のようなところをくねくねと走っているところで、この線形では電化や複線化が難しく、スピードアップもできないということで新線への切り替えとなったようです。なんか山陰でも同じような区間があったな。
そんな渓谷沿いの区間なので眺めは抜群。同じように新線に付け替えられた山陰の旧線区間は現在嵯峨野トロッコとして観光列車が走っていますが、ふくちーのこの区間は廃線後ずっと放置されてきた模様。でもその景色の良さから、地元の人たちのハイキングルートとして密かに(?)人気を博していると、そういったところです。
そんなふくちーの置き土産に無許可で立ち入ってきます(※現在は市のハイキングルートとしてちゃんと整備されています)。生瀬駅から出て、まずは右、ふくちーの線路に沿って歩いていきます。
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