そして土曜日の夜。帰ろうとした私を待っていたのは、雪だるまになった我が愛車でした。
生きろ!と雪の中から車を掘り出して、路面が完全に凍る前にとそそくさと家路へ。
このままあとはぬくぬくとした家に帰るだけ……かと思いきや、こんな時に限って何故かガソリンランプが点灯するという惨事が待っていたのです。思わず死んだ魚の目にもなる。
雪と風はどんどん激しさを増し、地元のガソリンスタンドに辿り着いた頃には外は猛吹雪に。横から叩きつけるように吹いてくる粉雪にまみれながら、冷凍された魚の目で給油ノズルを握るのでした。本当にこのまま冷凍保存されるかと思った。
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